ビワの育て方|ビワの種から鉢植えの植え方と注意したい害虫    

初夏の味覚として幅広い世代から親しまれているビワは、ここ数年、ブルーベリーや柿、温州みかんなどの果樹と共にシンボルツリーとしてお庭に植える方が増えており、また長年家庭菜園をされている方や園芸家たちのあいだでは問題になる病害虫がほとんど無く、無農薬で育てることができる果樹として注目が集まっています。

ですが、ビワの木を育てる場合、

・日当たりの良い場所
・年間平均気温が15℃以上、冬期の最低気温が-5℃以下にならない温暖な地域
・土壌pHが5.5から6.5

など、スクスクと成長させるためには栽培環境に気を配る必要があります。

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そこで、今回はビワの木をスクスクと生長させるための育て方についてご説明します。

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ビワの木の育て方[種から育てる場合]

ビワの実を食べているとき、ふと『ビワの種をお庭や植木鉢に植えたら芽が出るのかな』と思ったことはありませんか。

ビワの木は種から育てることは十分に可能ですが、花を咲かせるまでにおよそ10年かかると言われていますので、立派に生長したとしても10年近く経たなければ、花は咲きませんし、ビワの実もなりません。

けれど、毎日少しずつ大きく生長してゆく姿を見ているだけでもビワの木は十分に楽しむことができますので、ビワの実が成るまでは観賞用として育ててゆくのがオススメです。

種からの育て方 手順

では、ビワの木を種から育てる手順をご紹介します。

種を準備する。

スーパーやデパート、お取り寄せ通販などで購入したビワを食べたら、種を捨てずにとっておきます。

捨てずに残しておいた種の表面を流水でしっかりと洗います。洗った種は表面の水気を拭き取ったり、乾燥させたりする必要はありません。

種を蒔く。

洗った種を持って、ビワの木を育てたい場所に種を蒔きましょう。

立派なビワの木に生長させたい方は、お庭に直接種を蒔くのではなく、しっかりとした苗の状態になるまで管理がラクチンな鉢植えで育てることをオススメします

植木鉢のサイズですが、初めのうちは育苗用の3号くらいのポットまたは3号から5号の植木鉢が管理しやすく、育てやすいかと思われます。

土を用意する。

鉢植えで育てる場合、植木鉢の中に培養土や清潔な土を入れてください。

種を蒔く際は、種が土から出てこない深さを掘り、種を入れたら1cmほど土を被せ、用土全体がしっかりと湿るようにたっぷり水を与えましょう。

鉢植えを日当たりの良い場所に移動させる。

ビワは日当たりの悪い場所でも育てることは十分に可能です。

しかし、ビワの木は日当たりの良い場所を好む性質の植物ですので、立派なビワの木に生長させたいのであれば、植木鉢を日当たりの良い場所に置きましょう。

ただ、いくらビワの木が日光を好むからと言っても、あまりに強い日差しに当ててしまうと用土が乾燥しやすくなり、葉焼けを起こしてしまうことがありますので、草丈が30cm以上まで成長するまでは半日陰で育てるのがオススメです。

水やりをする。

ビワが発芽するまでのあいだ、用土が完全に乾き切ってしまわないように注意してください。

ビワの種は発芽するまでの期間が他の植物と比べるとやや長めなので、気長に待ちましょう。

1年待っても芽が出ないことに不安を感じてしまう方も多いですが、毎日水やりを欠かさず水やりをすれば、忘れたころに芽が出てくることがありますのでご安心ください。

発芽後は、表面の土が乾いていたら植木鉢の底から水が出てくるまで、たっぷりと水を与えるようにしましょう。ただし、ビワは過湿を嫌いますので、土が湿っているあいだは水やりを控えるようにしてください。

追肥をする。

葉の枚数が5枚以上に増えた頃から、緩効性の固形肥料を与えます。

まだビワが小さいうちに肥料を与え過ぎてしまうと、肥料の効き過ぎによって根っこが肥料やけを起こして傷んでしまう恐れがありますので注意してください。

追肥は、5月から10月にかけて2ヶ月に1度のペースで行うのがポイントです。

植え替えをする。

植物は根詰まりを起こしてしまうと生育が悪くなってしまいますので、生長に合わせて植木鉢のサイズを大きくしてあげましょう。ただし、植え替えの季節を間違えるとビワの成長に悪影響を与えてしまいますので、ビワを植え替える際は、4月から6月ごろに行うのがオススメです。

植え替えの際、あまり根鉢を崩さないようにワンサイズ大きなサイズの植木鉢に植え替えるのがコツです。

植え替えを繰り返すことで、ビワの株がどんどん大きくなってゆきますので、立派な果樹に生長させたい方は地植えに、コンパクトに育てたい方は鉢植えにすると良いでしょう。

管理方法は通常と同じですので、あなたのライフスタイルに合った育て方でビワを大きく生長させてあげましょう。

ビワを加害する害虫リスト

ビワは問題となる病害虫がほとんど無く、無農薬での栽培が可能と言われていますが、

・アオドウガネ(通称:カナブン)
・ワタアブラムシ
・カメムシ(チャバネアオカメムシ、クサギカメムシ、ツヤアオカメムシ、ツマキヘリカメムシ)
・モモチョッキリゾウムシ
・モンクロシャチホコ
・セミ(ニイニイゼミ、クマゼミ)
・モモノゴマダラノメイガ
・蛾の幼虫

などの害虫が寄ってくるため、一切病害虫とは無縁というわけではありません

また、2012年に徳島県にて発生した国内未記録のキジラミ類の1種「ビワキジラミ」は、多化性の新種であり、春季に多発生し、ビワの花芽や果実、新梢の表面にすす病を発生させる厄介な害虫として報告されています。

まとめ

ビワの育て方、種からの育て方と植え方、また注意したい害虫などについてご説明させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。

ビワを食べたときに残る種からビワの木を立派に育て上げるためには、とても時間がかかりますが、手塩にかけて育ててきたビワの木が初めて花が咲いたり、ビワの実が成ったときは、心の底から嬉しさが湧き上がってきます。

ただし、ビワを立派に生長させるためには、病害虫の被害を未然に食い止められるよう、事前に知識を身に付けておき、どんなトラブルにも対応できるように準備してからビワの栽培を始めましょう。

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