ブラックベリーの概要と分類|ブラックベリーとは

近年、ラズベリーと同じく需要が飛躍的に高まっているブラックベリー。

ブラックベリーとは、バラ科キイチゴ属のベリー類の1種であり、ラズベリーと同じように種子を包んだ小さな粒がたくさん集まって1つの果実となっています。

ただ、ブラックベリーはラズベリーとは違い、

・花床 (花托)が残ったまま収穫される

・寒さに弱い

・アントシアニンなどのポリフェノールが豊富

・果実の色が収穫時期に向けて黄緑色⇒赤色⇒黒色へと徐々に変化する

といった特徴を持っています。

ところで、ラズベリーと共に日本国内で需要が高まっているブラックベリーですが、ブルーベリーやストロベリーとは異なり、非常に傷みやすく日持ちしないため、収穫後2、3日以内に食べ切らなければなりません。

そのため、生のブラックベリーが市場に出回ることは無く、食べたことが無い方もたくさんいます。

ブラックベリーとは,分類

そこで、今回はラズベリーと共に国内需要が高まっているブラックベリーとは、いったいどのような果物なのかを詳しくご説明します。

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ブラックベリーとは

【ブラックベリーとは】

学名 Rubus fruticosus Agg.
科・属 バラ科・キイチゴ属
日本名 西洋藪苺、クロミキイチゴ
一般名 Black berry
原産地 西アジア、ヨーロッパ、アフリカ、南北アメリカ大陸
開花時期 5月から6月ごろ

※栽培地域によって異なる

果実の収穫時期 6月下旬から8月中旬ごろ

※栽培地域によって異なる

ブラックベリーとは、西アジア、ヨーロッパ、アフリカ、南北アメリカ大陸を原産とするバラ科キイチゴ属の半常緑低木です。

ブラックベリーとは,分類

ブラックベリーの歴史は非常に古く、なんと古代ギリシャの時代の時代から原産国の人々は野生種に実る果実を収穫し、生食や保存食として利用してきました。

何世紀にも渡って原産国の人々の食料として親しまれてきた野生種のブラックベリーは、のちに突出したビタミン含有量と風味の良さが高く評価されるようになり、1930年代の初めには米国農務省と州の研究所ではブラックベリーの育種が始まりました。

現在世界各国で栽培されているブラックベリーの品種の大半が、この育種プログラムによって誕生した品種改良種であり、日本にも明治時代初めごろに北海道開拓使たちによってブラックベリーの育種が導入されました

ブラックベリーは、同じバラ科キイチゴ属に属するラズベリーと比べると寒さに弱いため北海道での栽培には適しておりません。しかし、乾燥と暑さに対する耐性が高いため、オーストラリアなどの乾燥した温暖な気候の地域での栽培には適しています

ブラックベリーの分類

バラ科キイチゴ属に分類されるブラックベリーは、ラズベリーと共にキイチゴ属の主な栽培系統でもあります。

ブラックベリーとは,分類

ラズベリーの原生種はヨーロッパと北アメリカに分布していますが、ブラックベリーの原生種は西アジア、ヨーロッパ、アフリカ、南北アメリカに広く分布しており、1930年代の初めに北アメリカにて数種類の栽培種が誕生しました。

日本にはラズベリーの野生種が40種類ほどあるのですが、ブラックベリーの野生種は一切存在しません

しかし、日本在来種のキイチゴ属に属する植物の系統は既に途絶えており、現代では欧米の栽培種が日本各地で小規模に栽培されているのみとなっています。

ブラックベリーという名称はRubus亜属の総称として広義に用いられていますが、Rubus亜属にはブラックベリーの他にもデューベリー類も含まれてしまうため、ブラックベリーと区別することもあります。

また、よくクロイチゴやブラックラズベリーをブラックベリーと認識している方も多いですが、どちらもラズベリーに分類されており、たとえ広義であってもブラックベリーには含みません

しかし、キイチゴ属は分化が激しく雑種も多いので、

・種の認定をする際は大きく数十種類に分けてからそれぞれに多数の亜種や変種を認める

・細かく数百種類に分けてからそれらをいくつかの亜属や節に分類する

など諸説あるため、非常に分類が難しい植物と言われています。

まとめ

いかがでしたか。

ブラックベリーもラズベリーも同じバラ科キイチゴ属に分類される植物のため、同じ果物だと思っていた方も多いのではないでしょうか。

ブラックベリーとラズベリーは同じ科・属に分類されていますが、特徴や原産地、歴史、起源などの魅力は全く異なります

これまで1度もブラックベリーを食べたことが無いという方は、この機会にラズベリーとの違いを楽しみながら味わってみてはいかがでしょうか。

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