ブラックベリーを植えてはいけない理由|ブラックベリー栽培の注意

ビタミンCやカリウム、マグネシウムなどのビタミンやミネラル、アントシアニンやエラグ酸などのポリフェノールが豊富に含まれているブラックベリーは、ここ数年、ラズベリーと共に健康志向の方や美意識の高い方を中心に注目が集まっています。

しかし、ブラックベリーは非常にデリケートな果実のため、市場に出回ることはほとんどありません。

そこで、いつでも新鮮なブラックベリーが食べられるようにと自宅でブラックベリーの栽培を始めようと、長年園芸や家庭菜園を続けていらっしゃる方々にブラックベリーの栽培についてアドバイスを伺うと、必ず「ブラックベリーは畑やお庭に植えてはいけない」を言われます。

ブラックベリー,植えてはいけない

なぜ、ブラックベリーは畑やお庭に植えてはいけないのでしょうか。

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ブラックベリーを植えてはいけない理由とは?

ブラックベリーを植えてはいけない理由、それは「生命力の強さ」です。

ブラックベリーは枝を横へと伸ばして成長してゆく性質を持っており、何の対策もせずにそのまま伸ばしっぱなしにしてしまうと、枝先が地面に触れてしまいます。

ブラックベリー,植えてはいけない

実は、ブラックベリーは枝先が地面に触れてしまうと、そこから発根して株を増やしてしまうという悪質を持っており、全く管理をせずに放置してしまうと、ブラックベリーの甘い果実の香りに誘われて鳥や虫たちが集まりだし、畑やお庭がジャングル化してしまう恐れがあります。

ブラックベリーの生命力の強さは、ドクダミやミントなどに引けを取らないと言われており、1度植えてしまうと駆除することが非常に難しいと言われています。

ブラックベリーを増やさないコツ

ブラックベリーを増やさないようにするためには鉢植えで育てることです。

ただし、ブラックベリーは生命力の強い小果樹ですので、鉢植えで育ててしまうと根詰まりを起こして生育不良を起こしてしまうことがあります。

生育不良になると、自己保存の本能が働いて花を大量に咲かせ、必要以上の果実を実らせてしまいます。

「今年はブラックベリーが豊作だ」と喜んではいけません。根詰まりを起こしてしまうと水や栄養素の吸収がしにくくなり、ブラックベリーに様々な不調が現れるようになります。

根詰まりを防ぐためには定期的に植え替えをすることですが、その際いくつか注意しなければならないことがあります。

植物には直根性と呼ばれるゴボウのように太い根が1本生えている主根・側根タイプと髪の毛のように無数の小さな根が生えているひげ根タイプの2種類あります。

主根・側根タイプの植物の場合、太い根が傷付いてしまうと枯れてしまったり、生育不良の原因となりますので、土を落とさないように植え替える必要があります。

一方、ひげ根タイプの植物は根に絡んだ土を落としてから植え替えるのがおすすめです。ただし、植物にとって植え替えはたいへんストレスのかかる行為ですので、古くなった土を全て落としてから植え替えるのは危険です。

土を落とす際は、半分落とす、もしくは1/3量落とす程度に留めるようにしましょう。

ブラックベリーを植え替える際は、必ず以前使用していた植木鉢よりも一回り大きな植木鉢を用意し、鉢底ネットと鉢底石を入れたら用土を入れ、その上にブラックベリーを入れて隙間に土を入れてゆきましょう。

ヒマラヤマン・ブラックベリーの大繁殖

アメリカでは、1885年に持ち込まれた「ヒマラヤマン・ブラックベリー」という品種が西海岸で大繁殖してしまったそうです。

ブラックベリー,植えてはいけない

このブラックベリーを駆除しようと大勢の人があの手この手で駆除してきたのですが、ブラックベリーの繁殖力の強さと土をかなり深く掘らないと根っこに届かないうえに太い茎には大きなトゲがあるため、完全に駆除するためにはかなりの労力を必要とすることが分かり、諦めていたそうです。

しかし、シアトル市などではヤギを使って斜面に生えたブラックベリーを除去する活動が行われており、少しずつではありますがブラックベリーの数が減少しています。

畑やお庭に植えたブラックベリーが増えてしまって困っている方はヤギの力を借りたいところではありますが、さすがに日本ではヤギを飼ってビジネスしている方は多くありませんので、ブラックベリーの数を増やさないためにも、畑やお庭に直接植えずに、鉢植えで育てることをおすすめします

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