ブルーベリーの起源と歴史|ブルーベリーとは

“奇跡のフルーツ”と呼ばれている北米原産のブルーベリーは、デジタル時代に突入したことで急増した眼精疲労や視力低下を改善、回復することができることが明らかとなり、日本ではブルーベリーの国内需要が大幅に拡大することとなりました。

そして、消費者のあいだで気軽にブルーベリーの摂取が可能なジャムやヨーグルトなどの加工品が人気を集めると、よりブルーベリーが持つ優れた効果や効能を得たいという健康志向の方を対象とした生鮮ブルーベリーの取り扱いが本格化したことで、ブルーベリーの原産国であるアメリカを筆頭に平成20年以降から毎年200万トンずつ輸入量が増加しています。

ブルーベリー,栄養,食べ方

そんなブルーベリーブームに沸いている日本ですが、ブルーベリーの原産国である北米ではいつ頃からブルーベリーが食べられるようになり、栽培が始まったのか、日本ではいつ頃から栽培が始まったのかといった、ブルーベリーに関する起源や歴史を詳しくご存知の方は、ほとんどおりません。

そこで、今回は“奇跡のフルーツ”と呼ばれ、世界中の人々の健康や美容を支えているブルーベリーの起源や歴史に迫りたいと思います。
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ブルーベリーの起源

ブルーベリーは、ツツジ科スノキ属に属する植物であり、現在スノキ属に属する植物は地球上に200種類から300種類ほど存在すると言われています。

スノキ属は分類上、23の節に分けられており、うち果実の生食・加工が可能なものは

  • シアノコカス節
  • ミルティルス節
  • オキソコカス節
  • バクシニウム節
  • ビテス-イディア節

これら5つに限られています。

現在世界各国で栽培・生産されているブルーベリーの多くが、20世紀初めごろからアメリカやカナダを中心に行われている北米原産のブルーベリーを品種改良したものであり、毎年11月から翌年3月にかけて日本へと輸入されるブルーベリーはオーストラリアやニュージーランドなどの温帯圏で栽培できるように品種改良されたものとなっています。

ブルーベリーの起源である植物は、元々南米に自生していたと考えられており、この植物がカリブ海諸島を経由して北米へと渡来し、現在のブルーベリーへと進化したのではないかと考えられています。

ブルーベリーの歴史

ブルーベリーの起源となる植物が南米からカリブ海諸島を経由して北米へと伝わると、北米の気候や風土に適応するために独自の進化を遂げ、ブルーベリーという名の植物になりました

ブルーベリーへと進化したこの植物は、北米のジャングルに住む先住民たちの日常には欠かせない食材となり、木から果実を摘んでそのまま食べたり、スープやシチューなど様々な料理の食材として利用していたそうです。

しかし、この当時アメリカの先住民族たちは日常生活に欠かせない重要な食材であるブルーベリーの栽培は行っていませんでした。

17世紀初頭のある日、ヨーロッパからアメリカへと移住してきた人々が食糧不足に陥り、どうしようかと困っていた際、アメリカの先住民たちがヨーロッパからやってきた人々にブルーベリーがたっぷり入ったスープなどを分けたところ、ひとくち食べたヨーロッパの人々は出された料理をたいへん気に入ったそうです。

こうして食料部族による問題をアメリカの先住民たちの心遣いで何とか切り抜けたヨーロッパの人々ですが、先住民族が振る舞ってくれたブルーベリーの味が忘れられず、アメリカへと移住してきたヨーロッパの人々は先住民族たちにブルーベリーの実を分けてもらい、彼らに教わりながらドライフルーツやジャムなどの保存食を作っていたそうです

そのあいだに、ヨーロッパの人々は何とか自分たちでブルーベリーの栽培が出来ないものかと考え、試行錯誤の末、遂にブルーベリーの栽培法を確立させることに成功したのです。

そして、ブルーベリーの栽培法をアメリカ全土へと次第に拡大させていったのです。

ブルーベリーが世界中に広まったきっかけとは?

ブルーベリーが世界中に広まったきっかけは、1939年9月にドイツがポーランドへと侵入し、イギリスとフランスの対独宣言によって勃発した第二次世界大戦だと言われています。

世界大戦中、ブルーベリージャムが大好物でいつもパンを食べるときはブルーベリージャムをたっぷり塗って食べていたアメリカ空軍のパイロットがいました。
ある日、そのパイロットが「薄明りのなかでもはっきりと物を見ることができる」という報告をしたのです。

この報告を受け、アメリカではブルーベリーに関する研究が行われるようになり、これがきっかけとなって世界中でブルーベリーの研究が始まったそうです。

第二次世界大戦が終戦を迎えた6年後の1951年、北海道農業試験場が日本で初めてブルーベリーを海外から仕入れたのですが、この当時日本におけるブルーベリーの栽培法が確立されていなかったため、国内におけるブルーベリーの栽培は僅かでした。

北海道農業試験場が仕入れたブルーベリーの苗はのちに東京農工大学へと渡り、本格的な国内栽培法に関する研究が行われ、遂に1968年東京都小平市に日本初のブルーベリー農園を誕生させ、この農園で日本の気候や風土に合ったブルーベリーの栽培法を学んだ人々が全国各地へと散り、全国各地でブルーベリーの栽培が積極的に行われるようになったのです。

まとめ

近年の健康ブームによって世界中で積極的に食べられるようになった“奇跡のフルーツ”ことブルーベリー

ついブルーベリーが持つ健康や美容に関する効果や効能ばかりに目が行ってしまい、ブルーベリーの起源や歴史などについて学ぼう、知ろうという気持ちが湧いてこず、「ブルーベリーとはどんな食べ物なのか」と尋ねられても答えることがでないという方は多いのではないでしょうか。

これを機にブルーベリーが持つ優れた効果や効能だけではなく、起源や歴史も同時に学ぶことでブルーベリーに関する知識を身に着けて上手に日常生活へと取り入れてゆきましょう。

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