ブルーベリーの産地・原産国と日本での栽培|ブルーベリーとは

北米原産のブルーベリーは、氷河期以降に針葉樹帯から広葉樹帯へと南下しながら堆積した土壌や気候などそれぞれの環境に合わせて進化した植物であり、北半球を中心に野生種が分布しています。

しかし、近年は温帯圏な地域でもブルーベリーが栽培されており、オーストラリアやニュージーランド、チリなどで生産されたブルーベリーが日本をはじめ、世界各国へと輸出されています。

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ブルーベリーが温帯圏でも栽培が可能になったのは、ブルーベリーの原産国である北アメリカにて20世紀初めごろから積極的に行われている品種改良がきっかけであり、今では実に400種類を越すブルーベリーが熱帯山岳地帯から温帯・亜熱帯地域などに広く分布しています。

そこで、今回は日本に輸入されている代表的なブルーベリーの産地と日本国内で生産されている国産ブルーベリーの産地についてまとめてみました。

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日本に輸入されている代表的なブルーベリーの産地

今では1年を通して購入できるようになったブルーベリーですが、実は季節によってスーパーやデパートの青果コーナーに並ぶブルーベリーの産地が変化していることをご存知ですか。

日本で生産されている国産ブルーベリーは毎年6月から9月に旬を迎えるため、この時期はスーパーやデパートの青果コーナーには国産のブルーベリーが並ぶようになります。

しかし、6月から9月以外はブルーベリーの原産国であるアメリカをはじめ、カナダ、メキシコ、チリ、オーストラリア、ニュージーランドなどの国々から輸入された海外産のブルーベリーが並んでいます。

現在世界のブルーベリー生産量は、

1位 アメリカ合衆国 23万9071トン

2位 カナダ     10万9007トン

3位 ポーランド      1万2731トン

4位 ドイツ         1万277トン

5位 メキシコ      1万160トン (2013年度)

となっており、原産国であるアメリカが年間およそ24万トンのブルーベリーを生産しており、2位のカナダと合わせると北米大陸だけで世界のおよそ80%以上のブルーベリーを生産していることになります。

世界一のブルーベリー生産量を誇るアメリカの北東端にあるメーン州は世界最大のブルーベリーの産地として知られており、なんとブルーベリーを原材料とした地ビールの醸造所がいくつもあり、さらに大西洋沿岸にあるニュージャージー州・ハモントンには1984年に当時の米国大統領がこの地を“ブルーベリー発祥の地”として演説した際の記念碑が残っています。

世界第2位のカナダでは、ブルーベリーの輸出額が全果物のおよそ半分を占めるほど重要な輸出品となっており、太平洋側にあるブリティッシュコロンビア州では生食用の栽培種「ハイブッシュ」を、大西洋側にあるノバスコシア州では加工用の野生種「ローブッシュ」の生産が盛んに行われています。

日本の主な産地

日本国内では長野県、東京都、茨城県、群馬県などを中心にブルーベリーの生産が行われているのですが、国産ブルーベリーの出荷シーズンは6月から9月の夏に限られており、1年を通して安定した供給ができません

そのため、6月から9月の国産ブルーベリーシーズンを過ぎると、スーパーやデパートの青果コーナーには、輸入生鮮ブルーベリーが並んでいます。

これまでブルーベリーは6月から9月までの期間限定の販売だったのですが、原産国である北米や南半球にある国や地域で生産されたブルーベリーの輸入先を季節ごとに変更することで1年を通して安定的にブルーベリーを供給することができるようになったほか、卸価格が国産ブルーベリーと比べると30%から35%ほど安く、さらに品質も国産ものとほとんど大差が無いため、日本国内のブルーベリー生産量は微増なのに対し、輸入生鮮ブルーベリーは国内市場シェアの6割を占めるほど増加しています

「国産ブルーベリーと品質が変わらないのに値段がお手頃ならば輸入生鮮ブルーベリーを購入する」という方も多いと思いますが、ブルーベリーは日持ちしにくいうえ、収穫直後から徐々に含有されている栄養素が抜け出てしまうため、収穫したらすぐに冷凍保存するもしくは食べ切ってしまうのがオススメされています。

国産ブルーベリーの場合、収穫後からスーパーやデパートの青果コーナーに並ぶまでの時間が輸入生鮮ブルーベリーと比べて短く、フレッシュでブルーベリー本来の甘みを思う存分味わうことができます。

また、国産ブルーベリーはパッケージに生産者の姿が見られるなどの食材に対する安全面にも配慮されているため、輸入生鮮ブルーベリーよりも若干お値段は高めですが、国産のブルーベリーを購入する方も増えています。

現在日本国内のブルーベリー生産量は、

1位 長野県 442トン

2位 東京都 332トン

3位 茨城県 297トン

4位 群馬県 256トン

5位 千葉県 135トン (2014年度)

となっています。

長野県は国産ブルーベリーのおよそ20%を生産しており、第2位の東京都では、国産ブルーベリー栽培発祥の地として有名な小平市を中心にブルーベリーの生産が盛んに行われています。

ちなみに東京都小平市には、ブルーベリーの「ブル」と小平の「平」を掛け合わせたゆるきゃら「ぶるぺー」がおり、子どもから大人まで楽しめる人気のブルーベリースポットがたくさんあります。

まとめ

ブルーベリーの原産国や産地、輸入生鮮と国産の違いを知ることで、よりブルーベリーに興味が湧いた方も多いのではないでしょうか。

国産ブルーベリーは輸入生鮮ブルーベリーと比べるとお値段が高めなので、ちょっぴり手が出しにくいですが、いざ食べてみると1粒1粒が大きくて、強い甘みとコクを感じることができます。

まだ1度も国産ブルーベリーを食べたことが無いという方は、この機会に夏休みやシルバーウィークなどを利用してブルーベリー狩りが楽しめる農園に足を運んだり、国産ブルーベリーのお取り寄せされてはいかがでしょうか。きっと国産と海外産の違いにたいへん驚くことでしょう。

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