クリスマスローズの病気|クリスマスローズの黒点病やベト病など    

クリスマスローズの魅力は、花の色形が複雑で美しいことはもちろんですが、種類によって異なる葉っぱの形や色、枚数、模様の違いや美しさにも大変、興味深いものがあります。また常緑の種類も多いので花の咲いていない時期にも、艶があって美しい葉っぱを観賞することができます。

クリスマスローズに病気が発生したり、害虫の攻撃を受けると、そのきれいな葉っぱや茎に斑点ができたり、黄色や茶色に変色したりと哀れな状態になり、観賞する価値が下がってしまいます。

クリスマスローズの病気は、伝染性のものと、非伝染性のものに分けられます。

伝染性の病気は、糸状菌(カビ)、細菌(バクテリア)、ウイルスが原因となります。

非伝染性の病気は、栄養の不足、日当たりの加減、水やりの仕方、温度管理の失敗など、栽培の仕方によって発生します。

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病気の予防は人間の子供の健康と同様、クリスマスローズの生育に適した環境で育てることで可能になります。日本の気候や風土は、クリスマスローズの原生地とは、異なる点も多いので予防策を考えてあげることが必要です。

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糸状菌による病気

 

糸状菌による病気にはベト病炭疸病灰色カビ病立ち枯れ病などがあります。

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ベト病とは、葉に褐色の斑点ができて、放置すると茶色に変わり、乾燥してきて最後はかれてしまう病気です。

ベト病は、カビの一種の糸状菌が原因で起こる病気で、昼夜の温度差が大きい3~4月、10~11月頃、よく発生します。夜間の湿度の高い(湿度85度以上)、気温があまり高くない15~20℃くらいの時(梅雨時期と秋雨時期)

に注意が必要です。

菌が風で飛んで、葉の裏の気孔から感染します。日没前の水やりが多い時、よくかかる病気です。

ベト病を予防するためには。過剰な水やりを控え、水はけをよく保ちます。

咲き終えて落ちた花や葉は取り除き、株元をきれいに保ち、枝元の過剰な葉が茂らないようにします。

ベト病が発生してしまったら、その部分または株全体を庭の外に持ち出して健康な株への感染を防ぎます。

どうしても病気が感染してしまったら、葉の変色の病気に効果のある薬剤ダニコールなどを使用します。

炭疸病は、葉っぱや茎、枝に発生し、灰白色や黒ずんだ円形の斑点ができます。炭措疸病菌という糸状菌が原因の病気で、進行すると中心部が破れて穴が空いて枯れてしまいます。

炭疸病は、気温が15度を超え、湿度が高いと発生しやすくなります。6~7月、9~10月は沢山の胞子が作られるので特に気をつけなければいけません。

炭疸病を予防するには、剪定で葉っぱの風通しを良くし、水はけもよくします。窒素の多い肥料を控えめにします。もし全体に病気が拡がってしまったらトップジンなどの薬剤を使用します。

黒点病(ブラックスポット)は黒色斑点、または葉の縁に半円形の病斑ができます。さらに病斑の外側がやや炭褐色になります。

黒点病は高温多湿の季節に多く発生するので、極端な直射日光が多く当たらないように遮光して病気を防ぎます。病気のついた茎や枯れた葉っぱから感染したり、雨によって跳ね返った泥水によって葉っぱの裏からさらに感染します。

曇りや雨の日が続き、植物の光合成が不十分になった状態で、急に晴れて気温が高くなると植物に負担がかかって弱り、そのタイミングで感染してしまうこともあります。

黒点病になってしまったら、元通りに治ることはないのですぐに切り落とし薬剤サプロ―ル乳剤、トップジンМゾル)を散布して拡大を防ぎます。

黒点病予防のためには、清潔な土壌と、風通しを維持します。薬は1週間に1度程度定期的に蒔くことをおススメします。薬の耐性もできやすいので、いくつかの薬を順番に使うと効果的です。

 

ウイルスによる病気

 

ブラックデスとはカ―ラウイルスが植物に入り込み、新芽、茎、花などあらゆるところに黒いコールタールを塗ったような斑点ができて委縮する病気です。

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ブラックデスは改良された花、老化した株、夏場に日当たりの良い所に置かれたクリスマスローズに発生しやすいとされています。時期的には10月や春先から初夏の開花時期に多く現れます。

この病気を治療する方法は開発されていないので、罹ってしまったら伝染しないように破棄するしかありません。

ブラックデスの伝染経路はスリップス、アブラムシ、葉ダニなど、植物を吸収する昆虫がウイルスを伝染させると考えられています。それらの害虫の殺虫剤(オルトランやアドマイヤー・オンコル)を定期的に蒔いたり、剪定に使用するハサミの消毒を徹底することが重要です。

ブラックデスは感染してからの潜伏期間が3カ月から18カ月もあり、クリスマスローズが活動時期に突如発病する等、手ごわい病気です。

 

細菌による病気

 

軟腐病は野菜に多く発生する病気ですが、クリスマスローズには成株に夏から秋にかけて、発生します。茎の元が白くほこりにまみれ、濡れたようになり、葉の色が茶色くなり、茎が根元から抜けてしまいます。白くなった部分からは独特の腐敗臭が発生するのが特徴です。

病原菌のバクテリアは水を媒体として伝染するので、大雨があるとナメクジなど虫食いの傷口から感染します。

この病気を予防するためには水はけを良くして、鉢植えであれば、地面に鉢を直接置かない工夫をします。

万が一、軟腐病に罹ってしまったら、抗生物質のアグリマイシン、ボルドー液などを散布したり、株元に流し込みます。

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