クリスマスローズの花言葉と由来|クリスマスローズニゲルの伝説    

クリスマスローズは基本的に西洋の花ですが、日本の花の少ない、庭が寒くてさみしい時期に咲く花であること、また、品種改良が盛んに行われて、和風の部屋や庭園にもマッチする花が多く、花の知名度が上がるとともに人気が出て、栽培する人も増える傾向になります。

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今回はそんなクリスマスローズについての花言葉やその由来などについてご紹介します。

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クリスマスローズの花言葉

 

クリスマスローズの花ことばには「私の不安を和らげて」「慰め」「中傷」などがあります。

古代のヨーロッパではクリスマスローズの香りが、長い間病床にいる人の悪臭を消してくれると考えられていました。またギリシアでは精神を病んだ人を正常にしてくれるといわれていました。

さらにイギリスのエリザベス時代には、クリスマスローズには憂鬱な気分を取り除く効果があるとして薬草とされていました。無月経、生理不順、精神障害の治療薬とされていたそうです。

花ことばの「不安を私の和らげて」「慰め」はこの様な言い伝えによるものだと考えられています。

しかし、クリスマスローズの茎や根にあるヘレブリンは少量であれば心臓の収縮を強める効き目がありますが、多量に使うと心臓が停止する毒物となります。

同様にクリスマスローズの汁に含まれるラヌンクリンは古代エジプト、ギリシャでは精神障害の薬に使われていた物質ですが、皮膚についた場合は肌荒れや湿疹の原因にもなります。

「中傷」という花ことばは、クリスマスローズに上記のようなに毒があることからきています。

クリスマスローズに限らず、花ことばはひとつだけではなく、いくつかの意味があり、美しいとかきれいという意味だけではありません

花ことばに拘りすぎることもいけませんが、お花をプレゼントする時に調べてみるのも、送る人の気遣いのひとつです。花ことばにピッタリとはまって、相手の方が喜んでくれる花を選びたいものです。

クリスマスローズの由来

 

クリスマスローズという名前は、クリスマスの時期にバラに似た美しい花をさかせることに由来しています。日本ではクリスマスの時期にはまだ硬い蕾で花が開きませんが、ヨーロッパでは特にヘレボルス・ニゲルという品種がクリスマスの頃、花を咲かせます。

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実はヘレボルス属の和名が、クリスマスローズです。ヘレボルスの起源は約2億年前の東南アジアにあるといわれています。

その後長い時間をかけて西欧に伝来し、英国南部やスカンジナビア半島にまで達しました。その間に寒さや暑さにも強くなり、開花時期も変化するなど変化しながら雨の多いアジア地域や地中海沿岸の乾燥した高原、夏の気温の高い地域、凍結地域などあらゆる気候や環境に適応していきました。

ヘレボルスの名前はギリシャの哲学者テオフラストスが薬用植物として命名し、毒成分のある植物のことを指していました。ギリシャ語の「殺す」「食べ物」に由来しています。しかし今から2500年も前の書物に記されていたことです。

ヘレボルスの栽培が本格的に始まったのは19世紀からです。イギリスやドイツの愛好家がアジアから持ち帰り、交配させ原種よりさらに大きく美しい花作りが始まりました。

イギリス由来のクリスマスローズの栽培は、日本には明治時代初頭に導入されています。最近では日本でもますます盛んになり、交配により気候や風土に合った種類が次々と生まれています。純然たる日本庭園にマッチした品種や、切り花にして、「初雪おこし」「寒シャクナゲ」など和名をつけられ茶席でも彩りをそえる存在となっています。

 

ニゲルの伝説

 

クリスマスローズの原種ニゲルにはキリスト教の伝説があってずっと言い伝えられています。

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キリストがお生まれになった時、羊飼いたちと一緒に村の貧しい家の少女マデロンが聖母マリア様のところにお祝いに行きました。赤ちゃんのキリストの周りには多くの人からいただいた贈り物がたくさん置かれていました。

彼女は何かお誕生のお祝いのお品をと考えたのですが、あまりの貧しさで、なにも持参することができませんでした。また、外は厳しい寒さで雪も深かったので野の花を摘むことすらできませんでした。

 

マデロンはその事がみじめで悲しくて泣いて、地面に涙を落としました

するとそこに天使が舞い降りて雪に触れたのです。不思議なことにそこから真っ白なニゲル(クリスマスローズ)がたくさん咲き始めたのです。そして天使は「宝物でさえ、この清純な花と比べたら、神の子に相応しいものではありません」と告げました。

マデロンはそのニゲルの美しい花束をお祝いとして聖母マリアとキリストに差し上げることができました。

その伝説から、キリスト教ではクリスマスローズのニゲル種を神の花として敬うようになったということです。ニゲルの白く清楚な花は、特にキリスト教国の人々の心に深く根付いていると思われます。

こんな聖書の伝説からイギリスやドイツで、クリスマスローズがクリスマスを祝うお花として愛されるようになり現代にも受け継がれているのです。

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