クリスマスローズ有茎種と無茎種|クリスマスローズの種類

クリスマスローズと一般に呼ばれているヘレボルス属には約15種類の原種と多数の交配種があります。

日本で多く流通しているのは、原種では白い花のニゲル種、無茎種同士を交配させた園芸種で多彩な花色とスポットがきれいなヘレボルス・ヒブリタス(ガーデン・ハイブリット)です。

ニゲル種はヨーロッパでクリスマスの頃、純白の花を咲かせるので、通称クリスマスローズと呼ばれています。一方、ヘレボルス・ヒブリタスはレンテンローズと呼ばれています。

クリスマスローズ,有茎種,無茎種

ただし、日本では、ヘレボルス属全体をクリスマスローズと呼んで愛好家たちに親しまれています。

 

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クリスマスローズの園芸的分類

 

へレボルス属を、学術的というより、園芸的(栽培方法や花の観賞目的など)な視線で分別した場合、「有茎種」と「無茎種」に分けることができます。その分類によれば生育サイクルや性質が異なるので、栽培方法にも違いがあります。

クリスマスローズ,有茎種,無茎種

また、クリスマスローズは交配が簡単で、盛んにおこなわれるのでどんどん品種が増えています。そのため有茎種なのか無茎種なのかわかりにくくなっている種類もあります。

それを中間種と呼び、ヘレボルス・ニゲル、ヘレボルス・ヴェシカリウスなどがそれに該当します。

例えば、ニゲルは有茎種のアウグチフォリウスやリビタスなどの有茎種と容易に交配しますが、花や葉っぱの特徴は有茎種、無茎種の両方に似ています。

ヘレボルス属は非常に交配が進んでいるので、有茎種、無茎種、中間種の分類も、この花の研究者、愛好家、日々の経過によって変化し、いろいろな見解があります。

クリスマスローズを栽培する人の感覚で、花の名前や分類に拘ることなく栽培法を研究したり、その花を楽しんだらいいでしょう。

へレボルス属(クリスマスローズ)の原種はヨーロッパ、地中海沿岸地方から西アジアにかけて分布しています。(ただし中国四川省に、チベタヌス1種が自生。)これらの原種は株の様態によって、有茎種と無茎種の2つにわけることができます。

有茎種とは~

 

有茎種とは、ステム(葉っぱやつぼみの成長を助ける軸、茎)が地面から立ち上がり、伸びてくると葉がついて、その延長上の先端部分に花が咲く種類です。

クリスマスローズ,有茎種,無茎種

地面の中の茎は未発達で細くて短く、そこに細い根が生えます。茎はまっすぐ上を向いて伸びるので、冬場の風や雪で折れないように支柱を立てて、サポートします。

大体の有茎種は常緑で、夏も青々とした葉っぱを観賞することができます。

クリスマスローズの魅力は花だけではなく、種によって異なる葉っぱの形や色の面白さがあります。茎が高く伸びる種類や、茎が伸びながら下向きに垂れ下がる花があります。

育て方でも無茎種と異なり、花が咲いた茎の高さまで春に出た茎が育つまで花が咲いた茎は残しておいた方がいいようです。葉っぱが枯れてしまうか、黄色く変色するぐらい放置した後、茎を根元から切ります。

原種の有茎種としては西、南ヨーロッパ原生のフェチダス、コルシカ島、サウジニア島原生のアウグチフォリウス、マジョリカ島原生のリビタスなどがあります。

有茎種間交配種としてはステルニー、バラーディアエ、エリックスミシーなどがあります。

例えばステルニーは、種子親アーグツフォリウス、花粉親リヴィタスの交配によって出来たクリスマスローズです。

 

無茎種とは~

無茎種は葉柄と花柄がそれぞれ別々に根茎から出ます。すなわち上を向いて立ちあがる茎を持たず、葉柄の付け根にできた芽から、新しい葉柄や花柄が伸びてくる種類です。無茎種は、地面際に葉っぱを拡げて、茎が上を向いて伸びることはありません。

無茎種の花柄は、「包葉(葉に似た花を保護する器官)」がはっきりわかることも特徴です。

また、花も地面際から花茎を伸ばして先端につきます。根茎は地面際を横向きに貼って太く短く、成長するにつれてどんどん発達していきます。このことは有茎種と根本的に違う点です。

無茎種は常緑の種と落葉の種のものの両方があります。日本でこの無茎種を栽培すると寒い地域を除いてほとんど、春と秋の2回、新しい葉っぱが出ます。

また有茎種とは違い、無茎種は11月下旬から12月頃に、春に出た葉っぱを切り取る作業を行います。そうすると、株の根元まで十分日が当たって生育が良くなります。

無茎種は一般的に暑さにも強いので、日本でもよく育ち、普及しています。

ヘレボルス属の原種のうち無茎種は旧ユーゴスラビア、アドリア海沿岸の石灰岩台地や落葉広葉樹林の林床に自生するムスティフィダストルカータス、オーストリア、旧ユーゴスラビア原生のデュメトラムがあります。

無茎種間の交配で生まれたさまざまな種類を総称してヘレボルス・ヒブリタス(ガーデン・ハイハイブリット)と呼んでいます。これらはさまざまな原種の組み合わせでできた種類です。そのため花の色、花の形がバラエティーに富み、丈夫で育てやすいのがメリットです。

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