みかんの種類と特徴|はるみ・せとかなどミカンおすすめブランド

日本の冬に欠かせないみかんといえば、温州みかんですよね。

温州みかんは、今から400年ほど前に中国浙江省から鹿児島県の長島へと伝わった柑橘種から偶然誕生した日本生まれの柑橘種であり、明治時代から日本各地で積極的に栽培が始まったと言われています。

しかし、温州みかんは柑橘種のなかでも比較的耐寒性の高い常緑低木果樹ではありますが、太陽が大好きで温暖な気候を好むことから、関東以北での栽培には適しておらず、現在では関東以西の海岸沿いを中心に温州みかんの生産が盛んに行われています

温州みかんといえば、和歌山県、愛媛県、静岡県は日本三大みかんの産地と呼ばれており、それぞれの産地では品種名ではなく、「有田みかん」や「愛媛みかん」、「三ヶ日みかん」といった産地名をブランド名に起用し、国内外へと販売しています。

ですが、なかには産地名をブランド名に起用するのではなく、「味ピカ」や「味っ子」、「出島の華」など、糖度の高い甘くてジューシーな温州みかんにブランド名を付けて出荷する農家さんも増えてきました。

みかん,種類,甘い,特徴,ブランド,愛媛,はるみ,はるか,せとか,静岡

そこで、今回は日本三大みかんの産地として知られる愛媛県と静岡県で生産されている甘い温州みかんの種類と特徴をまとめてみました。

スポンサーリンク

みかんの種類と特徴

代表的な温州みかんの種類と特徴は以下のとおりです。

はるみ

昭和54年に静岡県清水区にある果樹試験場興津支場にて誕生した「はるみ」は、清見にポンカンF-2432を交配させて育成された品種であり、この配合方法で誕生した「デコタンゴール(通称:デコポン)」は、はるみと姉妹関係にあります。

昭和61年に初めて結実し、その後の調査によって平成3年に一次選抜されました。

そして、同年に第7回系統適応性・特製検定試験にて「カンキツ興津44号」と命名され、供試が始まりました。

その結果、「優秀である」と判断され、平成8年に「はるみ」と名付けられ、「みかん農林12号」として登録、公表されました。ちなみに、「はるみ」という名前の由来は、2月から3月の初春に旬を迎えること、清見の子孫であることから「春見(はるみ)」と命名されたと言われています。

はるみは、柔らかくてジューシーなオレンジの風味を持つ「清見」と早熟で食べやすいけど収穫量が少なく、果実の水分が少なくなる『す上がり』が生じやすい「ポンカンF-2432」の交雑で誕生した種類であり、早熟で食味が良く、皮がとても剥きやすくて内皮(じょうのう)が薄く、種の少ないみかんとして人気を集めています

くちの中で果肉がプチプチと弾けて甘い果汁が広まる新食感なみかんとして幅広い世代から注目を集めている「はるみ」ですが、取扱期間がとても短いため、市場に出回る量が限られています。

そのため、滅多にお目にかかることができない珍しい種類の温州みかんとなっています。

[はるみの特徴]
・収穫シーズン:1月~3月
・旬の時期  :2月~3月上旬

はるか

昭和55年、福岡県にお住いの石井徳雄さんが自宅の庭で「日向夏(ニューサマーオレンジ)」を育てていたら、自然交雑実生しているのを発見し、昭和57年に高接ぎ樹を育成、昭和61年に初結実、以後、増殖を行いながら、自然交雑によって誕生したこの新しい柑橘種の特性の調査や確認を行い、育成を完了した品種です。

柑橘種は種から育ててしまうと全く異なる特徴を持つ種類が誕生してしまうため、通常は苗木や接ぎ木で育てるものですが、はるかは種から育てる「実生」という方法で育てられた非常に珍しい種類のみかんです。

実生で育ったみかんは親より劣っていることが多いのですが、稀に親よりも優れた高品質なものが誕生することもあります。

はるかは、淡い黄色の果皮を持つレモンに似ているため酸味の強いみかんに思われがちですが、見た目に反して酸味が弱く、カットした断面からふわりと清々しいフレッシュな香りが漂ってきます。

果肉はレモンのような美しい黄白ですが、酸味はほとんど無く、爽やかな優しい甘さがあります。

ただ、種が多いうえに果皮も分厚いので、グレープフルーツのように半分に切ってからスプーンを使って種を取り、果肉をすくって食べるのがオススメされていますので、テレビを見ながら気軽に食べることができないというデメリットはあります。

日向夏と比べると、果頂にペコッと凹んだ環があり、果皮にはゴツゴツとした少し粗めの凹凸がみられることから、贈り物には不向きだと思われていますが、その爽やかで上品な甘みと酸味の少ないプルンッとした食感が魅力的だと大人を中心に人気を集めています。

[はるかの特徴]
・収穫シーズン: 2月~3月
・旬の時期  : 2月下旬~3月中旬

せとか

長崎県島原市生まれの「せとか」は、清見×アンコールの交配種「No.2」に「マーコット」を掛け合わせて育成された新品種です。

せとかは、平成10年に品種登録されたばかりの新しい種類のみかんのため、あまり知られていない品種かと思いきや、くちに入れた瞬間にトロトロにとろけてしまう新食感の果肉、濃厚でジューシーな味わい、みずみずしい爽やかなオレンジの香りが楽しめる文句なしの美味いみかんとして、幅広い世代から大注目を集めています。

「せとか」という名前の由来は、長崎県島原口之津町から眺めることができる海峡・早崎瀬戸の「瀬戸(せと)」とNo.2とマーコットの両品種から受け継いだ食味と香りの良さを象徴する「香(か)」、そして瀬戸内で積極的に栽培が行われていることから、「せとか」という名が付けられたと言われています。

みかん通のあいだでは「みかんのトロ」と呼ばれているせとかは、外皮が柔らかいので手で簡単に剥くことができ、さらに内皮も薄くて柔らかいので丸ごと食べることができます。

もしも、皮が薄くて剥きにくい場合は、ナイフでせとかを水平にカットした後、8等分に切り分けるスマイルカットにすると食べやすくなります

せとかは生産量、流通量が他の種類のみかんと比べると非常に少ないため、希少品種となっています。

購入をご検討されている方はせとかが収穫シーズンを迎える前にみかん農家さんが運営されている公式ホームページまたはせとか取扱店にて事前に予約されることをおすすめします。

[せとかの特徴]
・収穫シーズン:1月~4月
・旬の時期  :3月 ※熟期は2月。

まとめ

みかんの種類と特徴をご説明させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。

みかん,種類,甘い,特徴,ブランド,愛媛,はるみ,はるか,せとか,静岡

今回は国産みかんのなかでも幅広い世代から甘いと評判の「はるみ」「はるか」「せとか」の3種類を中心にご紹介させて頂きましたが、和歌山県や愛媛県、静岡県などのみかんの産地では、

・媛まどんな(紅まどんな)
・甘平みかん
・はれひめ
・清見タンゴール
・デコポン
・伊予柑

などたくさんあります。

みかんの種類や品種に興味を持たれた方は、この機会に全国各地で生産されている甘くて美味しいみかんを食べ比べ、あなたの好みに合ったみかんを探してみてはいかがでしょうか。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする