妊娠・つわり中みかんを食べることのメリットデメリット

妊婦さんは妊娠2ヶ月から4ヶ月ごろになると、つわりと呼ばれる悪心や吐き気、食欲不振などの症状を起こすことがあります。

つわりとは、妊娠中毒症の1種であり、一般的には妊娠第6週目前後から起こり始め、12週から16週ごろになると自然消失すると言われていますが、人によっては妊娠全期間中継続して症状が現れることもあります。

つわりの原因は、妊娠胎盤の絨毛から分泌される性腺刺激ホルモンが関係しているのではないかと考えらえれていますが、他にも自律神経や肝機能の変化、妊婦の精神状態なども関係している可能性が高いと言われています。

つわりの症状が現れた場合、神経質にならずに自然消失する時期まで待つのが良いとされていますが、人によっては炊飯器から漂ってくるごはんのにおいやお肉や魚を冷蔵庫から取り出したときなど、食事の準備をしている際に何度も何度もトイレへと駈け込まなければならなくなるため、食事を作ったり食べたりするのが嫌になってしまう妊婦さんも多いのはないでしょうか。

そんなときは、いちごやリンゴ、グレープフルーツといった程よい酸味と甘味を持つ水分をたっぷり含んだ果物を食べて辛いつわりの時期を乗り切ってはいかがでしょうか。

なかでも特に先輩ママさんたちから大人気の果物が日本原産の温州みかんです。

温州みかんはコスパも良く、妊娠中に欠かせないビタミン類やミネラル類、食物繊維などの栄養素が豊富に含まれていますので、冬になったら温州みかんを箱買いして辛いつわりの時期を乗り切った方もたくさんいます。

ですが、妊娠中は健康な赤ちゃんを産むために摂取制限や食べてはいけない食品も多々あります。

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そこで、今回は妊婦さんがみかんを食べることで得られるメリット、デメリットをまとめてみました。

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妊娠中に温州みかんを食べることのメリットとは?

妊婦さんが温州みかんを食べることで得られるメリットは、

・抗酸化作用

・肌トラブルの緩和

・免疫力アップ

・便秘解消

・疲労回復

などが挙げられます。

抗酸化作用

温州みかんは可食部100gあたりおよそ32mgのビタミンCが含まれており、1日に3個ほど食べることで妊娠中に摂取しなければならない1日の必要なビタミンC摂取量110mgをクリアすることができます。

1日に必要なビタミンCを摂取することによって、生活習慣病や老化の原因である活性酸素を除去する抗酸化作用が働き、お肌の乾燥や肌荒れを防ぐことができます。

特に妊娠中は胎児に栄養を贈るためにお肌の酸化作用が促され、ニキビや吹き出物などの肌トラブルが起こりやすくなるので、妊婦さんにとってビタミンCは欠かすことのできない栄養素と言えるでしょう。

また、ビタミンCには肌トラブルの改善だけではなく、妊娠中に不足しやすい鉄の体内吸収率を高める作用もありますので、貧血を予防するためにも積極的に摂ってゆきましょう。

免疫力アップ

温州みかんは11月から翌2月にかけて最も寒い時期に旬を迎える果物です。

この時期になると日本各地でウイルスや細菌類が猛威を振るうため、インフルエンザや風邪を引きやすくなります。

温州みかんには他のミカン科ミカン属には含まれていない「シネフィリン」と呼ばれる特別な栄養素が含まれており、ビタミンCと共に免疫力を高めてくれます。

妊娠初期は黄体ホルモンの分泌によって、ウイルスや細菌類に対する抵抗力が下がってしまいますので、非常にインフルエンザや風邪をひきやすくなっています。

妊婦さんだけではなく、冬場の健康や美容に気を使っている方もインフルエンザや風邪対策として温州みかんを食べて寒い冬を乗り切りましょう。

便秘解消

温州みかんには「ペクチン」と呼ばれる水溶性の食物繊維が含まれています。

ペクチンとは、リンゴやいちごなどの果物にたくさん含まれている食物繊維であり、腸内で活動している乳酸菌を増やして有害物質を体外へと排出させる作用があります。

また、ペクチンにはコレステロール値を降下させる働きや便秘や下痢を解消する効能もあり、健康や美容のために腸活をされている方々を中心に注目が集まっています。

ただし、温州みかんに含まれるペクチンは果肉よりも、果肉を包んでいる薄皮や白い筋にたっぷり含まれていますので、便秘や下痢でお悩みの妊婦さんは温州みかんを薄皮ごと食べるのがオススメです。

疲労回復効果

妊娠中は何かと疲れがでやすいため、疲労回復効果を持つクエン酸とビタミンCの摂取は欠かせません。

特にクエン酸は疲れを解消したり、疲れにくいカラダへと導いてくれる栄養素ですので、積極的に摂取したいものです。

ちなみにクエン酸にはカルシウムの吸収率を高める働きがありますので、妊娠中に起こりやすいカルシウム不足を解消することができます。

妊娠中に温州みかんを食べることのデメリットは?

妊婦さんが温州みかんを食べることで、抗酸化作用や肌トラブルの緩和、免疫力アップなど様々なメリットが得られる一方で、デメリットも報告されています。

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下痢

温州みかんに含まれる水溶性食物繊維「ペクチン」には、便を柔らかくして便秘を解消する効果があるのですが、食べ過ぎてしまうと下痢を起こしてしまう恐れがあります。

また、食物繊維には水溶性と不溶性があり、「1:2」の割合で摂取することが理想とされています。

水溶性の食物繊維だけではなく、不溶性の食物繊維も合わせて摂ることが大切です。

柑皮症

温州みかんを食べ過ぎた際、手のひらや足の裏の皮膚が黄色っぽくなってしまったことはありませんか。

この皮膚が黄色っぽくなってしまう症状のことを柑皮症(かんぴしょう)と言い、温州みかんだけではなく、にんじんやトマト、ほうれん草などカロテンを豊富に含む野菜や果物をたくさん食べた際に起こります。

柑皮症はカロテンを過剰摂取したことで黄色色素が皮膚に沈着して起こるものですが、胎児や母体に害を及ぼすものではありません。

ただし、温州みかんには1個あたりおよそ120μgのカロテンが含まれており、1日に5000μg以上摂取してしまうと柑皮症が生じる恐れがありますので、食べ過ぎには十分に注意しましょう。

妊娠糖尿病

温州みかんの食べ過ぎによるデメリットで最も注意しなければならないのが妊娠糖尿病です。

この病気は下痢や柑皮症と比べものにならないほど危険な病気です。

妊娠糖尿病とは、妊娠後の血糖値上昇によって胎児が求めるブドウ糖の吸収が糖分の過剰摂取によって分解されにくくなることが原因で起こる疾患であり、最近では妊娠中の体重増加や高血圧なども妊娠糖尿病の原因となりうる因子のひとつではないかとみなされています。

妊娠糖尿病は早い段階で対処することができれば、胎児への影響を最小限に抑えることができるのですが、気付かずに放置してしまうと巨大児による難産、新生児の低血糖などを引き起こす危険性があります。

温州みかんは100gあたりおよそ11.2gの糖質が含まれています。

全食品中での糖質含有量はやや低めとなっていますが、食べ過ぎれば当然摂り過ぎとなってしまいますので、1日の摂取量を守って食べるようにしましょう。

まとめ

妊婦さんが温州みかんを食べることのメリット、デメリットについてご説明させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。

妊娠中に起こるつわりの症状を緩和することができる温州みかんには、妊娠高血圧症候群のリスクを低下させるカリウムや免疫力アップや肌トラブルの緩和に効果的なビタミンCなど臨月を迎えた妊婦さんが積極的に摂取しなければならない栄養素もたっぷり含まれています。

ただし、食べ過ぎてしまうと胎児や母体に悪影響を及ぼす可能性がありますので、もし温州みかんを食べる際は1日に2個から3個までに留めておき、温州みかん以外の果物を食べる際は、食べる量を減らすように心掛けましょう。

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