みかんの木の育て方|みかんを鉢植えで育てるには

子どもが生まれた記念や結婚の記念にセニアカシアやハナミズキ、ライラックなどのシンボルツリーをお庭に植える方もたくさんいますが、最近ではブルーベリーや柿、ブドウなどの果樹をシンボルツリーとして育てている方もたくさんいます。

なかでも特にシンボルツリーとして人気を集めている果樹がみかんの木です。

みかんの木は自然界では樹高2mから5mほどにまで成長する常緑低木ですが、みかんの種類や剪定、育て方などによっては樹高2m以内の鉢植えで育てることができるため、アパートやマンションにお住いの方でもベランダや窓際でみかんの木を育てることができます。

また、みかんを鉢植えで育てると果実は小ぶりになってしまいますが、糖度が高くて味の濃いみかんがたくさん実るというメリットがありますので、甘くて濃い味わいの自家製みかんを使って、みかんがメインのホームパーティを開催する楽しみも増えます。

みかんの育て方,肥料,鉢植え,種類

そこで、今回は園芸や家庭菜園初心者の方でも安心してみかんの木を鉢植えで育てることができる栽培方法をご紹介します。

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みかんの木の育て方

ミカン科ミカン属に分類される柑橘類のなかでも最もポピュラーな温州みかんは、育てやすい、栽培時にスペースを取らない、実つきが良い、収穫した果実が食べやすいといったメリットがあるため、家庭菜園や園芸初心者でも比較的安心して育てることができる常緑低木果樹のひとつとなっています。

ですが、温州みかんの木の栽培敵地は、

・冬でも暖かい温暖な気候
・日当たりの良い場所
・耐寒性はあるが、最低気温‐5℃までしか耐えることができない
・土壌の適正pH値はやや酸性の5.0~6.0
・土質には特にこだわりはないが、粘土質は適さない

となっています。

なかでも特に注意しなければならないのが「日当たり」です。

温州みかんの木にとって、太陽から降り注ぐ暖かな日差しと温暖な気候はスクスクと生長するうえで欠かせない存在となっています。

そのため、寒さの厳しくなる冬の時期でも暖かい関東以西ならば、お庭やベランダなど屋外でも温州みかんの木を育てることは可能ですが、北日本の一部地域では屋外での栽培はできません。

しかし、温州みかんの木を鉢植えにすることで、室内で温州みかんの木を栽培することができるため、通常は栽培に適さない北日本の一部地域でも安心して温州みかんの木を育てることが可能となります。

鉢植えのみかんの木の育て方

温州みかんの木を鉢植えで育てることで、

・地植えよりも1年から2年ほど早く実を付けることができる
・鉢植えで育てた温州みかんは、地植えと比べて糖度が高く、濃厚な味わいの果実をつける
・コンパクトに育てることができる

といったメリットがあります。

では、さっそく鉢植えみかんの木の基本的な育て方についてご説明します。

肥料

常緑低木果樹である温州みかんの木は、たくさんの1本でたくさんの果実をつけることができるのですが、実を充実させるためには、青々とした元気な葉っぱをしっかり育てる必要があります。

温州みかんに肥料を与えるタイミングは、3月、6月、9月、11月の4回です。

温州みかんを植え付ける際に化成肥料を土に施したら、3月、6月、9月、11月に1度ずつ同じ緩効性の固形肥料またはみかん専用の肥料を株元に施します。

もしも、温州みかんの木の勢いが弱っていると感じたら、即効性のある液体肥料を施すのがポイントです。

地植えで温州みかんの木を育てる場合、3月ごろに元肥として有機質肥料の油かすや堆肥を施し、実がついてきたら葉色を確認して色が悪いときだけ、カリや窒素分を補いましょう。

温州みかんの収穫後は来年に備えて2割ほど骨粉を配合した油かすを追肥として施してください。

水やり

温州みかんは温暖な気候を好むため、太陽の日差しをたっぷり浴びることができる窓際に鉢植えを置いて育てるのが基本となるのですが、日当たりの良い暖かい場所に鉢植えを置くと水切れを起こしやすくなるため、こまめに水やりを行う必要があります。

温州みかんを鉢植えで育てる場合、冬は4日から5日に1回、日中に与え、夏は1日1回、毎朝たっぷり水を与えるようにしましょう。

温州みかんなどの柑橘類を鉢植えで育てている場合、水分の蒸発量が多いうえに根が浅く張るため、水分不足に陥りやすくなります。また、温州みかんの葉っぱは肉厚で折れにくいため、葉っぱの様子から水切れを起こしているかどうかの判別が付きません。

水切れを起こしていることに気付かずに放置してしまうと、温州みかんの木が枯れてしまいますので、水切れによる枯れが心配な方は、乾燥対策として堆肥やバークチップなどでマルチングするのが良いでしょう。

剪定

剪定は栽培地域によって若干異なりますが、暖地ならば2月中旬から3月ごろにかけて、低温地や風の強い地域では3月上旬から萌芽する4月ごろにかけて行うのが良いでしょう。

常緑樹である柑橘類は寒さの厳しくなる冬の時期も葉っぱで栄養分を作り出していますので、落葉樹のように剪定を強く行うことはありません。

温州みかんの枝は1年に3回、春、夏、秋に伸びるのですが、花芽は前年の春枝の先端付近によく付きます。しかし、前年に実が付いてしまった枝には花芽が付きませんので、剪定を行う際は込み合っている部分の枝を間引き、樹幹内部にまで太陽の光が当たるようにすると良いでしょう。

温州みかんなどの柑橘類は他の果樹と比べると、着果の多い表年と着果の少ない裏年を交互に繰り返す「隔年結果」を起こしやすいため、毎年みかんの収穫を楽しみたい方は、前年度が表年だった場合は不要枝を間引く程度の軽い剪定に留めて花芽を出来る限り多く残してください。

前年度が裏年だったときは、切り返し剪定を多めに行い、春枝を多く発生させるようにします。切り返し剪定を行う場合、夏枝と秋枝を切り落とすのがポイントです。

鉢植えに適した種類

温州みかんを鉢植えで育てる場合、早生温州がオススメです。

早生温州は、

・成熟期が早い
・実の収穫量が多い
・樹が小型で丈夫
・台風や塩害、寒害などに耐えられる

といった特徴があります。

ただし、暖地系の品種を北日本で育てるのは適さないので、北日本にお住いの方は温州みかんの苗木を販売している業者さんと相談して、早生系品種の中から北日本での栽培に適した品種を育てるようにしましょう。

まとめ

みかんの木の育て方についてご説明させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。

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これまで「果樹はお庭の広いお家でしか育てられない」「気候が適していないと育たない」と思っていた方も多いと思いますが、温州みかんはオリーブやブルーベリーなどと同じく、鉢植えで育てることができるため、栽培に適していない地域でも安心して育てることができます。

この機会にシンボルツリーとして温州みかんの木を鉢植えにして大切に育ててみてはいかがでしょうか。

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