ラズベリーの起源と歴史|ラズベリーとは

近年の健康ブームによってブルーベリーと共に注目を集めている「ラズベリー」

欧米では主要な多年生の小果樹のひとつとして古くからジャムやケーキなどのスイーツ、果実酒などに用いられており、なんと古代ローマの時代には既に栽培が行われていたという記録が残っています。

ラズベリーは、現在ヨーロッパや北アメリカ、アジアなど北半球の寒冷から温帯にかけて広く栽培されているのですが、ラズベリーの原生種はヨーロッパヨーロッパ原産の「レッドラズベリー」と北アメリカ原産の「ブラックラズベリー」の2種類となっています。

ラズベリー,起源,歴史

ですが、ラズベリーが分類されるバラ科キイチゴ属は分化が激しく雑種が非常に多いことから、バラ科キイチゴ属に分類される落葉低木の総称として「ラズベリー」という言葉を用いることが多くなりました。

そのため、ラズベリーは地球上におよそ3000品種以上存在すると考えられています。

そこで、今回はおよそ3000品種以上存在するラズベリーの起源と気になる歴史についてご説明します。

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ラズベリーの起源

北半球を原産地とするラズベリーは、バラ科キイチゴ属Rubus (ルブス)に分類される木苺の総称であり、日本国内にも多くの種類が広く野山に自生しています。

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ラズベリーはユーラシア大陸から北米にかけて広く自生しており、古くからアフリカやヨーロッパ、西アジア、アメリカなど世界の様々な地域で食用として親しまれてきた果実として知られていますが、なかでもとりわけヨーロッパの人々から愛されており、ジャムやゼリー、アイスクリーム、ジュース、ソースなどに加工され、食べられています。

本来ラズベリーとは、ヨーロッパに自生している「ヨーロッパキイチゴ」を指す言葉だったのですが、現在ではヨーロッパキイチゴ (Rubus ideaus L.subsp.idaeus)の原種もしくはこの種を交配親に持つ栽培種のことを指すことが多くなり、日本に自生しているキイチゴ属に属する植物の大半がラズベリーに分類されることになります。

ラズベリーの歴史

ラズベリーの栽培に関する歴史は非常に古く、なんと古代ローマの時代には既に人間の手によって栽培が行われていたのではないかと言われていますが、現存する最古の栽培記録によると、初めてヨーロッパキイチゴの栽培が始まったのは1548年のイギリスで始まったと記されています

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栽培のきっかけは、当時の修道士たちが滋養強壮のためにとヨーロッパキイチゴを植えたのが始まりであり、これを機にヨーロッパ全土へとラズベリー栽培が広まっていったと考えられています。

16世紀から17世紀にかけて始まったラズベリーは、18世紀後半になるといくつかの品種が海を渡って北米へと持ち込まれたのですが、風土の違いからラズベリーの栽培が思わしくなく、大規模な栽培は行われませんでした。

しかし、19世紀になると北米種の栽培化が進み、導入されたヨーロッパ種との交配や北米種をヨーロッパへと移入するなどラズベリー栽培が積極的に行われるようになり、今では様々な品種のラズベリーが誕生しています。

まとめ

ラズベリーの起原や歴史についてご説明させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。

日本にラズベリー (ヨーロッパキイチゴ)が伝来したのは19世紀頃であり、今では北海道や秋田県、山形県などを中心にラズベリーの栽培が盛んに行われています。

ラズベリーが属するキイチゴ属はとても分化が激しく、種の認定が非常に難しいとされています。

現在3000種以上存在するラズベリーですが、どのラズベリーにも起源や歴史が存在し、生息する地域の気候や環境に合わせて進化してきました。

この機会にラズベリーの起源や歴史を知り、ラズベリーの魅力を再発見してみてはいかがでしょうか。

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