ラズベリーの産地・原産国と日本での栽培|ラズベリーとは

20世紀に起こった健康ブームや消費の変化に伴う果実需要の多様性などによって、年々需要が高まっているラズベリーですが、現在国内で流通しているラズベリーの大半が海外からの輸入果実となっています。

特に2000年以降、洋菓子店などを中心にラズベリーの需要量が大幅に増えたことで、毎年海外から450トン前後のラズベリーが日本国内へと輸入されるようになりました。

日本へと輸入されているラズベリーの大半がラズベリーの原産国であるアメリカやカナダなどの北米やポーランドやデンマークなどのEU諸国が中心となっています。

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ところで、なぜ国産のラズベリーが一般流通していないのかと疑問に思った方も多いのではないでしょうか。

実は、欧米で育成された品種が日本の気候や風土に合わないことやラズベリーの収穫シーズンが高温多湿の時期に重なることで果実が傷んだり病気になってしまうことなどが原因で、ラズベリーの生産性が極めて悪く、現時点では輸入に頼らざる得ない状態となっています。

そこで、今回は日本国内で流通しているラズベリーの産地や日本におけるラズベリーの生産についてご説明します。

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日本で流通している主なラズベリーの産地

現在、日本国内で流通しているラズベリーは、ラズベリーの原産国であるアメリカやカナダ、ポーランドやフランスなどのEU諸国をはじめ、南米チリや西南アジアのイランなどが主な産地となっていますが、なかでも特に米国カリフォルニア産から輸入される生鮮輸入ラズベリーは出荷規格や荷姿が定着しており、品質面も量的な安定性も優れていることから、日本におけるラズベリー輸入量の大半を占めています

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また、米国カリフォルニア産のラズベリーは、

・日本向けに小粒品種を導入していること
・日本に出荷するのに合わせて早期収穫を取り入れていること
・端境期を無くしてラズベリーの安定供給を実現していること

など、日本への輸出へ向けた取り組みが行われているため、必然的に米国カリフォルニア産のラズベリーの輸入量が多くなっています。

日本におけるラズベリーの生産

ラズベリーは、寒冷な気候と日当たりと水はけの良い肥沃な土地を好む植物のため、日本国内でラズベリーの栽培に適している地域はごく限られています。

しかし、20世紀に起こった健康ブームによって年々ラズベリーの需要が増加している日本では、一般流通しているラズベリー生果・冷凍果実共に海外からの輸入品が占めており、国産ラズベリーの供給を望む声が高まっています。

現在日本国内でラズベリーの生産を行っている主な地域は、北海道や東北地方、中部地方の高冷地のみとなっており、それぞれの地域で国産ラズベリーの生産向上に対する様々な取り組みがなされています。

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例えば、日本一のラズベリーの産地として知られる北海道では、欧米の主要品種群と北海道に自生している木苺を交雑させ、北海道での生産に適した高付加価値の新たなラズベリー品種の開発を行なったり、国産ラズベリー生産量第2位の秋田県では総合防除技術を含めたラズベリーの栽培技術の確立ならびに日持ちの悪いラズベリー果実の保存技術向上、パッケージを含めた流通技術の開発など実用技術開発事業に関するマニュアルを作成するなど、国産ラズベリーの普及に努めています。

まとめ

ラズベリーの産地、また日本での生産についてご説明させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。

日本国内で流通しているラズベリーの大半が海外からの輸入に頼っているため、ラズベリーの原産国や生産地で何かしらのトラブルなどが生じた場合、ラズベリーを安定して供給することができなくなってしまう恐れがあります。

まだまだ国産ラズベリーの安定した供給が実現しておりませんが、現在も国産ラズベリーを安定して供給するための研究などが行われておりますので、今後の動向に乞うご期待です。

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