ラズベリーの育て方|家庭菜園でラズベリーを収穫

家庭菜園といえば、トマトやキュウリなどの野菜やバジルやレモングラスなどのハーブを育てるのが一般的ですが、たまには趣向を変えて果樹を育ててみたいなとお考えの方も多いのではないでしょうか。

しかし、果樹は野菜やハーブなどとは異なり、実を付けるまでに長い歳月がかかるうえ、栽培場所の確保や管理、枝葉の剪定など意外とやることが多いため、家庭菜園初心者の方にとってはちょっぴり取っ付きにくい部分があります。

ですが、家庭菜園初心者の方でも比較的安心して育てられる果樹があります。

それは「ラズベリー」です。

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ラズベリーは19世紀頃に日本に伝来した多年生の小果樹であり、当時は日本の気候や風土に合わず、栽培方法も確立されていなかったことが原因で、一部地域でしか栽培が行われていませんでした。

ところが、20世紀に起こった健康ブームによってラズベリーの国内需要が飛躍的に高まると、なかなか入手できないラズベリーを自宅で育てようと家庭菜園や園芸を始める方が急増し、今では家庭菜園や園芸の定番植物として注目を集めています。

ただ、家庭菜園や園芸初心者の方でも比較的安心して育てられると謳われているラズベリーですが、ただお庭に植えれば良いというわけではありません。そこで、今回は立派なラズベリーを実らせるための正しい育て方についてご説明します。

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ラズベリーの育て方に関する注意点

家庭菜園や園芸初心者でも比較的安心して栽培することができると人気のラズベリーですが、おいしくて甘いラズベリーを実らせるためには、種まきの時期や収穫時期といった植え方や育て方について、いくつかの注意点があります。

土壌

ラズベリーは水はけの良い土壌を好みますので、「赤玉小粒6:腐葉土3:川砂1」の割合で混ぜ合わせたものに肥料を足した用土を使って栽培を始めましょう。

初めてラズベリーを育てる方や家庭菜園初心者の場合、ラズベリーが好む水はけの良い土壌を作り出すことができない場合があります。その際は、ベリー類専用の用土を利用されるのがおすすめです

もし、家庭菜園内に直接ラズベリーを植えるのでしたら、完熟堆肥と腐葉土を混ぜ込んでおくことをおすすめします。混ぜ込む割合は土壌の状態によって異なりますが、「お庭の土5:腐葉土3:堆肥2」で混ぜ込むのが良いとされています。

日当たり

日当たりの良い環境を好むラズベリーですが、直射日光に弱く冷涼な気候を好む性質を持っています。

そのため、北海道や東北地方、中部地方の高冷地を除く地域でラズベリーを栽培する場合、直射日光の当たらない半日陰の環境で育てるようにしましょう。

水やり

ラズベリーの土壌は水はけが良いので、土が乾きやすいため、ラズベリーを鉢植えで育てる場合は土が水切れにならないよう、土が乾いていたらしっかりと水やりをする必要があります。

季節によって水やりの頻度は異なりますが、ラズベリーを鉢植えで育てようとお考えの場合は、4月から7月は1日1回、8月から9月は1日2回、10月から翌3月までの期間は表土が乾いてきたタイミングで水やりを行うようにしてください

特に真夏は水切れを起こしやすいので要注意です。

肥料

ラズベリーは花が咲いて果実が実ると、すぐに来年に向けて花芽を含んだ新芽が姿を現しますので、花が咲く前の5月あたりと新芽が姿を現して成長を始める8月に肥料を追加するのがポイントです。

与える肥料は野菜や果物向けの肥料で構いません。

お庭にラズベリーを植えた場合、2月に有機質肥料もしくは即効性化成肥料を元肥として施し、6月と9月に追肥として同じものを与えましょう。

害虫や病気対策

ラズベリーは病害虫が付きにくいと言われていますが、栽培地域によってモモチョッキリ(モモチョッキリゾウムシ)・カイガラムシ・マメコガネ・ハダニ・ケムシ・ハマキムシなどの害虫が発生することがありますので、発見次第すぐに対処するようにしましょう。

また、日本は季節の変わり目になると雨が降るため、風通しが悪く湿気が溜まりやすい場所でラズベリーを育ててしまうと灰カビ病が発生する恐れがありますので注意しましょう。

ラズベリーの収穫時期

ラズベリーの収穫時期は品種によって異なりますが、夏果ならば開花後よりおよそ1ヶ月経過した6月中旬ごろから7月下旬までの1ヶ月間、秋果の場合は9月上旬から11月中旬まで果実の収穫を行うことができます。

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秋果は夏果と比べて果実のサイズが大きくて酸味が強いのが特徴です。

完熟したラズベリーはとても柔らかくて傷みやすく日持ちが悪いので、完熟ラズベリーを収穫したら収穫日当日から3日以内に食べ切ってしまうのがおすすめですが、どうしても食べ切ることができないという場合は、ジャムやドライフルーツなどの加工食品にする、もしくは冷凍保存するのが良いでしょう。

ラズベリーは果実の収穫時期によって香りや味わいが大きく変化しますので、ラズベリーの香りを楽しみたいときは完熟させてジャムやジュースなどに加工し、シロップ漬けや洋菓子などの素材として用いる場合は完熟より少し手前のタイミングで収穫するなど、用途や目的に合わせて収穫時期を決めるのがポイントです。

ラズベリーの植え方と種まきの時期

ラズベリーの植え替えや植え付け、種まきの時期は落葉後の晩秋から春の発芽前までに行いましょう。

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お庭に植える場合、植栽間隔は垣根仕立ての場合、通常列間2m、株間2mが基本とされていますが、若い年からたくさんのラズベリーを収穫したいとお考えの方は株間を1mにするのがポイントです。

もし、株仕立てで植える場合は列間4m、株間2mにしましょう。

植木鉢やプランターに植えて育てる場合、寒冷地域ならば発芽前の3月上旬から中旬あたり、霜が降りていない温暖な地域では11月頃から植え替えや植え付けなどを行いましょう。

なお、植木鉢やプランターでラズベリーの栽培を行う場合、土が乾燥してしまうのを防ぐために木材チップなどを鉢土の表面にまんべんなく散らしておくと水切れになりにくくなるので覚えておきましょう。

ラズベリーは地下茎の繁殖力が旺盛なため、家庭菜園やお庭に植えると根が広範囲に広がって他の植物の生育を阻害することがあります。家庭菜園やお庭にラズベリーを植えるときは良く考えてから植えましょう。

また、鉢植えやプランターにラズベリーを植える場合、1年に1度のペースで植え替えを行わないとラズベリーが根詰まりを起こして枯れてしまいます

植え替える際は現在使っている鉢やプランターよりもワンサイズ大きなものを用意するのがラズベリーを枯らさない秘訣です。

まとめ

いかがでしたか。

ラズベリーは家庭菜園や園芸初心者の方でも比較的安心して育てることができる果樹として紹介されていますが、実際はある程度の知識を持っていないと果実を実らせることがとても難しい植物となっています。

これからラズベリーを育ててみようとお考えの方は、ラズベリーを栽培している農家さんや苗木や種子の販売店に育て方についてレクチャーしてもらったり、ラズベリーの栽培方法が細かく載っている専門書をよく読んでから、ラズベリーを育て始めるようにしましょう。

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